2020年 第29回 全国定例研修会のご案内

Verein zur Förderung des Japanisch-Unterrichts an VHS e.V.
Einladung zum 29. Fortbildungsseminar

残念ながら、研修会は中止となりました。

2020年第29回全国定例研修会Frankfurtご案内<第2信>
2020FRAseminar-einladung2.pdf
PDFファイル 787.8 KB
研修会中止のお知らせ(日本語/ドイツ語)
DBチケットの払い戻し請求に、この書類(中止のお知らせ・ドイツ語)と上記の研修会案内(Einladung auf Deutsch)を添えて提出してみてください。
absage_jp_dt.pdf
PDFファイル 218.1 KB

ドイツVHS日本語講師の会

 

29 回 全国定例研修会のご案内

 

201912

 

会員の皆様、

 

師走の候、皆様にはますますご清祥こととお慶び申し上げます。

 

29回全国定例研修会のご案内をさせていただきます。

 

2020年の研修会は、ヘッセン州およびラインラントファルツ州支部が合同で担当し、交通の要地でもあるドイツ中心部フランクフルト・アム・マイン市で開催されます。

 

 全国研修会開催には、在フランクフルト日本国総領事館よりご後援をいただいております。また、これまでに引き続き、ケルン日本文化会館(国際交流基金)より甚大なるご支援をいただいております。

 

 フランクフルトは、地理的にドイツの中心部にあたります。これまでアクセスの都合上、なかなか全国研修会への参加が叶わなかった方々にもお越しいただけるのではないかと実行委員一同、期待しております。

 

 数多くの会員の方々のお申込みを心よりお待ち申し上げる次第です。

 

 

 

 

 

ドイツVHS 日本語講師の会 第 29 回全国定例研修会実行委員会

 

札谷緑  糸永真帆

 

 

 

 


 

 

 

日程            2020320日(金)~ 22日(日)

 

                  20日 午後2時 受付開始、午後3時 開会                                 

 

         221230 閉会 (昼食会:近郊レストランにて希望者のみ実費参加) 

 

会場           Hotel Amadeus Frankfurt, Röntgenstr. 5, 60388 Frankfurt am Main

 

講師           砂川有里子先生(筑波大学名誉教授・国立国語研究所客員教授

 

テーマ         初級日本語授業の文法指導について考える

 

申込期日     202029日(日)ただし、定員に達し次第締め切らせていただきます。

 

申込方法     当会ホームページ(上記)の申し込みフォームをご利用ください。

 

参加費        会員につきましては、20191231日までのお申込みに限り早割が適用されます。早割申し込み期日を過ぎてからのお申込みについては、下記の通り20ユーロ増しとなりますのでご了承ください。

 

非会員の方の費用は、お申込み日に関わらず一定です。なお、この研修会にご参加いただき、その際にご入会していただけますと、入会費および年会費が免除されることとなっております。

 

 

一人部屋

二人部屋

宿泊されない方、部分

的に参加される方は、

別途お問合せください。

会員

219,-

165,-

非会員

269,-

215,-

 

参加費に含まれる項目 : 受講料宿泊費休憩時の飲み物および茶菓子代

 

2日目講義および昼食時飲料食事代(1日目夕食~3日目朝食)

 

参加費に含まれない項目:夕食時飲料1日目3日目講義室内飲料団欒時飲料

 

220日までのキャンセルについては、費用の 50% をいただきます。それ以降のキャンセルについては全額をお支払いいただくことになります。

 

アレルギーなど食事に制限がある場合は、お申し込み時にその旨ご記入ください。

 

会員発表  研修日2日目の午後、日頃の実践や研究を発表していただく時間を設けます。発表を希望される会員の方は、 お申し込みの際、テーマと簡潔な内容紹介をしていただけるようお願いします。発表内容・時間・人数などを考慮し、追ってご連絡さしあげます。時間や内容により、ポスタ―発表も受け付けます。

 

研修会講義概要    

 

 学習者の使う日本語によって今まで気付かなかった日本語の使い方に気付かされるという経験は、日本語を教えている方ならだれでもお持ちだと思います。しかし、日々の授業では、忙しさに紛れてそれらの気づきを記録したり考えをまとめたりする余裕がなかなか持てないのではないでしょうか。

 

 最近では学習者コーパスの登場によって、学習者の日本語を大量に観察することが可能になり、自分で確かめたいことが手軽に調べられるようになりました。そこで、この講習では学習者コーパスを使うことでどのような気づきが得られるのか、発音、文法、文章の構造などのトピックを取りあげてお話ししたいと思います。

 

 1日目、2日目午前中前半は、ワークショップ形式で行い、初級日本語授業の文法指導について皆さんご自身に考えていただく時間にあてる予定です。

 

 研修会最終日には、実際に参加者のみなさんにご持参いただいたパソコン、スマートフォン、タブレットを使って、学習者コーパス「I-JAS」の利用方法をご紹介します。ただし、ご自身のパソコンなどを持参できない方も研修会への参加には差支えありません。

 

 パソコン等をご持参くださる方は、事前にコーパス検索アプリケーション「中納言」に登録して多言語母語の日本語学習者横断コーパス」の利用申請をしておいてください。中納言の登録は、以下のサイトからできます。https://chunagon.ninjal.ac.jp/useraccount/register

 

 事前に利用申請をされ、更にご興味のある方は、実際に学習者のデータを一度ご覧ください。(研修会参加の前提ではありません。)コーパスの「データ配布」をクリックすると以下の画面になります。

 

 

 

 

 

 この画面右側のコース概要の下にある「I-JAS」という文字をクリックすると学習者の音声ファイルやテキストファイルがダウンロードできます。GDEGATがドイツ語母語話者のデータですが、GDEはドイツで、GATはオーストリアで調査したデータです。

 

「中納言」を使った検索には、少しコツが必要ですが、利用マニュアルがありますので、以下のサイトをご参考ください。(砂川)

 

https://chunagon.ninjal.ac.jp/static/2.4.6/ijas/I-JAS_Manual.pdf      

 

研修内容についての参考文献

 

 事前に読んできていただきたい参考文献は特にありません。「文法」をテーマとした研修会ですので、当日、初級文法を教えるときに役立つような参考書をご紹介する予定です。(砂川)